8月18日(木)
よつば保育園
(南相馬市原町区西町2丁目34-1)
の除染がいよいよ始まりました。
“チームよつば”?の総力を結集しての除染活動の様子、
そして、どのような結果になるのか…ご覧ください!!
今日の主な除染活動は、
@モニタリング
A花壇の樹木・草花の除去
B土手の草刈り
C花壇・園庭表土の剥ぎ取り
です。
除染メンバーは、
安心安全プロジェクトの吉田さんほか
石川建設さま
英高さま
保護者のみなさん
ボランティアのみなさん
よつば保育園の職員
です。人数は15人程度ですが、少数精鋭?です。
まずは、除染作業にあたって、作業するスタイルの紹介から。
マスクとゴム手袋は必須です。
あと、カッパを上下つけてやるのは…ベター…です。
正直、サウナスーツを着ながら運動しているのと変わらず、汗が滴り落ち、意識が朦朧としてきます。夏は…キツイです。無理して熱射病で倒れる方が心配です。
園庭のモニタリング作業から。
これは石川建設からの委託業者『英高』さんによるものです。
特に放射線量の高そうなミニホットスポットはキチッと計測です。
ちなみに、ミニホットスポットは、園庭で言えば、
ブランコの下やすべり台の降り場などのえぐれているような場所・遊具回り・砂場等です。
もちろん、このモニタリングとは別に詳細ポイントで測定した事前モニタリングは済んでいます。
モニタリングは、地面から5cm・50cm・1mの3つの高さで計測しますが、
保育園の場合は子どもの活動する高さがより低くなるため
5cmと50cmの数値をより重視します。
あと、園庭とテラスの間にある側溝も放射線量の高いポイントです。
ふたを開けると、園庭の砂がドッサリと入り込んでいました。
それをスコップで掻き出すボランティアの方々。お疲れ様です。
同時進行で、花壇の除染作業です。
垣根になっていた樹木やひまわり・あじさいなどの草花を全て伐採・根っこから全て取り除いていきます。
除去した樹木や草花は、埋設場までのトラックに積んでいきます。
石川建設の石川俊社長自ら動いて頂いています。さすが!!
伐採で奮闘してくれた、トモユキ保育士長と保護者の柴田さん。
キマッてますね。
横を流れる小川の土手も草刈りをしました。
除去した樹木や草花などは、職員駐車場に大きな穴を掘って埋設します。
ショベルカーで幅6m×6m、深さ1.5mの穴を掘りましたが、
思ったより樹木・草花の量が多くて、同じ穴をもう一つ掘ることになってしまいました。
やはり土と違って嵩張るようです。
掘った穴には遮水シートを敷き、その中に土を入れていきます。
表土も15cm以上削って、木の根っこも抜きました。
スッキリしましたね。というより、なんにもなくなってしまいました…。(泣)
唯一、記念樹の桜だけは除去せず、枝の伐採に留めました。
門扉横の花壇もすべて除去しました。(泣)
これが最終。数値が1/5まで下がりました。
西側の隣接地との境目近辺は根っこを抜ける状態にはないため、
重機はそれ以上掘れず、あとは人力で…。
このように、重機が使えないポイントは他にも多数あります。
遊具回りは特に人力が必要となりました。
この日は、花壇中心の除染作業となりました。
園庭は西側のみの表土剥ぎとなりましたが、思ったよりも時間がかかってしまいました。