確かに、当保育園の子ども達にも言えることです。
ご家庭でのしつけと併せて、園でもしつけを行わなければ覚えられない子どもが多くなってきました。
…でも、えんぴつを“正しく”持つことはどのような意味や効果があるのでしょうか?
えんぴつなんて、字が書ければそれでいいんじゃない?
とお考えの大人の方もいらっしゃるかもしれません。
でも私はこう考えます。
第一に、“正しく持つことは、美しく見えること。”
第二に、“正しく持つことは、綺麗に、正確に、速く書けること”
つまり、正しく持つことは、見た目にも、機能的にも意味があることなのです。
例えば、皆さんがお店に買い物に行ったときに、店員さんが領収書の宛名を書いた際、そのペンの持ち方が変な持ち方だとどう感じますか?
そして、そのような持ち方で書いた字がとても綺麗な素敵な字だと感じたことは果たしてあるでしょうか?
やけに丸い字だったり、筆圧が強かったり、読みづらかったり…。
字は人格を表すとも言いますが、ペンの持ち方や字を見てがっかり…という場面もありますね。
こんなに美人なのに、え〜こんな字書くの〜?なんてテンションが下がったというようなことは私だけではないはずです。(きっと)
子どもが大きくなって、会社の入社試験を受ける時に必ず書くのが『履歴書』です。この「履歴書」、まずは字がきれいかどうかがチェックされ、きれいな字であることは絶対条件となっています。
大人になってから、正しく持てるように矯正するのは大変です。
幼少期のうちに、正しくえんぴつが持てるように指導していきたいと考えています。
当園では、『えんぴつホルダー』(学研製)
を使って、正しいえんぴつの持ち方を指導しています。
これを使うと、簡単に正しく持てるのですよ。
そして、これに慣れていくうちに、ホルダーを外しても正しく持てるようになる訳です。
@えんぴつホルダー
Aギザギザの側を、えんぴつの芯側のギザギザに合わせます。
B3カ所空いた穴の部分に親指と人差し指と中指を入れて(自然にハマります。)持つだけ。
これで正しくえんぴつが持てます。優れものデスよ。
これを使って、毎日ゾウ2組の年長さんは練習しています。
だんだんきれいに書けるようになってきました。
卒園まであと、一ヶ月。
子ども達は、頑張っています!
言葉ではなかなか伝わらなかった持ち方が、簡単に理解
することが出来、子供たちも字を書くことを楽しむように
なりました。
ところで、この製品・・・どこで手に入るのでしょうか?
なかなか見つからなくて・・