そんなことをよく耳にします。
…確かに、小学校の授業でも落ち着いて座っていられない子どもが増えてきているようですね。
当保育園のヨッシータイムでは、この“姿勢保持”について
時間の中で何度も何度も子どもたちに指導しています。
『はーい、背筋をピンと伸ばして〜』
『足をぶらぶらさせてないかなー?』
『体が曲がってないかな〜?』
『おっ、かっこいい座り方だなぁ、○○くん!』
『誰が一番かっこいい座り方かな〜?』
などと言って、姿勢保持を意識させています。
ヨッシータイムでは、『えんぴつの持ち方』と『姿勢保持』に対して
しつこいくらいに言っています。
なぜか?この二つは今やらないと、後で直すのが大変だからです。
えんぴつの持ち方や姿勢の悪い子どもは上手に字がかけません。
上手に字を書くということは…
今後、きれいに、速くかけるようになっていくということです。
これは大事なポイントで、いきなり速く、雑に書くということではありません。
ですから、ヨッシータイムでは『ゆっくり、ていねいに書こう!』と言って指導しています。
実は、“ゆっくり”“ていねいに”書くのは逆に難しいのです。
“速く”“雑に”書くほうが楽で簡単なのです。
筆圧が強かったりすると、ゆっくり書くと字がふるえてしまいます。
正しい姿勢で、肩や手に力が入りすぎず、正しいえんぴつの持ち方で書くと
“字がきれい”になります。
確認したい方は、ぜひ迷路をやらせてみてください。
道からはみださず、ゆっくりと書いていき、スタートからゴールまで乱れず行けるかどうか?
迷路は、始めは指でたどってからやらせてみてください。
道にもいろいろあります。
くねくね曲がった、しかも細い道をはみださずゴールまで行くというのは難しいものですよ。
『さぁ、今日の姿勢ナンバー1は誰かな〜?』
今日のナンバーワンさんはみんなの前で立ってもらい、頭をなでてあげて、思いっきり褒められます。
褒められればうれしい。⇒うれしいとさらに意識して姿勢がよくなる。⇒姿勢の良い時間が長くなる。という良い循環です。
褒められなかった子は、褒められたくて姿勢が良くなります。
基本的には褒めて伸ばすようにしていますが、
言うことをきかない子には切り札…
『あーそれなら今から小学校に電話して、もう○○君は小学校へ行きませんって言うかなー。来年もよつば保育園にいようね。』
これ、効果てきめんです。
やはり、小学校入学は楽しみにしてるんですね。
小学校の先生に迷惑をかけないよう、
最低限ここまではということは、園でしっかりやっておこうと思っています。
ラベル:姿勢保持