お母さんと一緒に妹のお迎えにきた時でした。
その子はとてもシャイな子なのですが、笑顔が素敵な控えめな女の子なのです。集団の中でも、自分の気持ちをぶつけてくるタイプではありません。
でも、私はその子のそういう気持ちを考えて、頭をなでたり、より褒めたりして“先生はきちんと○○ちゃんのことは見ているんだよ”ということを伝えようとしていました。
ですから、手紙を渡してくれる時もちょっとモジモジしていましたが
『お手紙書きました』としっかり手渡ししてくれました。
先生が『○○ちゃん、会いたかったよ〜!もうすぐ一年生だね。』
と言うと、いつものはにかんだ笑顔で応えてくれました。
ヨシユキ先生はとても嬉しくなりました。
お母さんからは、『最近、もじかずの勉強にも意欲がどんどん出てきてるんです。ドリルも自分でやるんです〜。』とのお話。
ヨシユキ先生はますます嬉しくなりました。
ヨッシータイムやってよかった。
もらったお手紙は↓↓↓
一生懸命気持ちを込めて書いてくれて本当にありがとう。
『よっしーたいむ たのしかったです。』
いやー楽しんでくれたのがうれしいな。
一緒にくれたクローバーは、四葉のクローバーならぬ“六つ葉のクローバー”でした。幸せを二つも多くくれたんだね。
わざわざ探しに行ってくれたとか。
本当にうれしいなぁ…。
口で伝えるより、手紙を書く…この子はその方が自分の気持ちを伝えられると思ったのでしょう。
自分の気持ちの伝え方っていろいろあります。
直接話す、電話で話す、手紙を書く、メールで伝える、人を介して伝える…その中のどの方法を選択するかは個々によって違うと思いますが、
『手紙を書く』という形が最近薄れてきているので、私にとっては改めて手紙の良さを見直すいいきっかけとなりました。
そういえば、映画で『手紙』っていうのがありましたね。
殺人を犯し刑務所にいる兄と、その兄のおかげで自らも罪人扱いされる弟との手紙のやり取り…。
切なく、感動した映画の一つです。
手紙の文字、一文字一文字にその子の思いが込められています。
その思いを胸に、これからも子供たちと向き合っていきたいと思います。
○○ちゃん、ありがとうね!
小学校に行っても素敵な笑顔でいてね!
ヨシユキ先生は卒園しても見ているぞー!