ヨッシータイムでは、
毎月月末締めで、賞状を渡しています。
毎回のチャンピオンの積み重ねなのですが、
【パーフェクト賞】と【どりょく賞】の2種類あり、
どちらかがもらえます。
【パーフェクト賞】はその名のとおり、
一カ月のヨッシータイムすべてで姿勢チャンピオンを取らなければもらえない賞です。
1回でもチャンピオンになれなかった回があったら、
【どりょく賞】になってしまうのです。
子どもたちはやはり【パーフェクト賞】を取りたい気持ちが強く、
意識してがんばっています。
私は子どもたちのこの“意識して”がんばる…という姿をとてもほめるようにしています。
子どもの“やる気”は、突如現れます。
それには必ず“きっかけ”があって、
その“きっかけ”の時に、大人や周りの子どもたちや友達が
“刺激”してあげることがその“やる気”を伸ばすことにつながってくるのです。
では、その“刺激”とはなんでしょうか??
以下の5点です。
@「気づいてあげること」(おっ!?見てるよ〜)
A「褒めたたえてあげること」(すごーい!みんな拍手〜!!)
B「認めてあげること」(賞状授与)
C「励ましてあげること」(がんばってるな〜)
D「叱ったり、注意してあげること」(コラ〜っ!!)
やはり、いつもと違う子どもの“意識”に気付いてあげられるかどうか
がまず最初のポイントになりますね。
「あれ?いつもとなんか違う…。」と思ったら、
子どもに聞いてみてください。
「おっ?なんか今日は昨日と違うなぁ。どうした?」って。
すると、気がついてもらえた子どもはうれしそうに言うでしょう。
実際のヨッシータイムでは、こんな感じで盛り上げています。
ヨシ「あれ〜!○○君、なんか今日は姿勢も良いし、おしゃべりもないねー!!どうした〜?」
○○君「うん!今日はチャンピオンに絶対なるんだ!!」
ヨシ「おーやっぱりなー!なんか違うと思ったんだよなー。先生きちんと気がついてたよ。」
ヨシ「みんなー、○○君は今日チャンピオンになりたくて、いつもよりがんばっているから応援しようなー!!」
友達「はーい!!」
で、その子が発表した時に、いつもより大きい拍手をみんなにしてもらうのです。
単に“褒める”のではなく、拍手して“褒めたたえる”のですよ。
これが脳の中を刺激して、気持ちいい状態を作り出すのです。
とにかく、ヨッシータイムでは“拍手”が多いですね。
がんばっている
↓
がんばっていることを気付いてくれる
↓
うれしい!!
↓
みんなも応援してくれる
↓
さらにうれしい!!!
↓
続けてがんばろうとする
…という流れ作りに配慮しています。
大人が子どもに対して認めてあげるだけでなく、
子ども同士でがんばっていることを認め合うことのほうが、
がんばろうとしている子どもに対しての影響力は大きいのですね。
もちろん、がんばっている子や、がんばろうとしている子の邪魔をする子には
厳しく叱ります。叱ることも大事ですから。
ヨシ「がんばっているお友達のじゃまをする人は出て行きなさーい!!」
…でも、誰も出ていかないのです。
ヨシ「じゃまをする子はお昼寝に行ってもいいから!!」
…でも、出て行きません。
だって、みんなヨッシータイムが楽しいから。
子どもたちはみんな「勉強が楽しい!!」って言います。
ずっと楽しいと思ってくれればいいんですけどね。
では、賞状の授与の様子や、
ヨッシータイム中の子どもたちの様子をご覧ください。
なお、賞状の授与は卒園式の練習も兼ねています。
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