緊急時避難準備区域内(20〜30キロ圏内)にある【よつば保育園】は、休園しながらも、安全区域(30キロ圏外)の鹿島区において臨時保育園『なかよし保育園』を開いておりました。市内私立保育園三園(よつば保育園・北町保育所・原町聖愛保育園)が地域管理の公民館にて合同で保育していました。 9月末日の緊急時避難区域指定の解除を受け、10月11日より原町区の本園にて保育を再開となり現在に至ります。しかしながら現在の園児数は昨年4月入園予定者の約5割…苦難の道は続きます。全国のたくさんの皆様のご支援を頂きながら、今日まで続けてこられましたこと、深く感謝申し上げます。 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓  日テレ系列放送のドキュメンタリー番組 NNNドキュメント でよつば保育園の取り組みが特集されました。ぜひご覧ください。11月20日(日)夜に放送され、たくさんの励ましの声を頂きました。
セシウムと子どもたち 立ちふさがる“除染の壁” 投稿者 gataro-clone Yoshiyuki Kondo | バナーを作成

2012年05月07日

【 “子どもの日”の除染活動 】


5月5日(土祝)
子どもの日です。

大型連休の中の最も中心となる子どもの日にも関わらず、
たくさんのボランティアの皆さんがよつば保育園に集まってくれました。

もともと予定していたわけではなかったのですが、
ボランティアの皆さんからの熱い要望により、
この日にあえて園児宅の除染活動を行うことにしました。

「子どもの日に子どもの未来・家族の未来を明るくしよう!」
ということです。

場所は、南相馬市の西部にある牛越地区の一軒家。
市内でも比較的線量の高い地区です。

事前にモニタリングすると、
庭や駐車場(砂利)は約1μシーベルト(高さ1mで測定)ありました。
PAP_0129.JPG

ボランティアの人数は合計14人で、
朝9時からのスタートです。
通常はその半分の人数で、二日間に分けて行うのですが、5日一日で終えるためにはその位の人数が必要なのです。

初めに簡単な自己紹介を行いましたが、
今回は関東からと山形、宮城、そして京都からの参加もありました。遠くからの参加に頭が下がります。そして、地元の保護者も参加です。

そして、私から今回のお家の除染方法についてのレクチャーを行い、効果的に線量を下げるための指導を行い、チーム分けをします。
もちろん、内部被曝を防ぐための装備の確認も行いました。
ここがとても大事なポイントです。

私たちの目的は、
除染活動をすることではなく、
放射線量を下げること。

ですから、線量が下がって、
目標値に少しでも近づけることが肝心なわけで、
適当にやったらすぐ数値で表れてしまいます。
例えば、下の写真のように、
@ムラが出ないように
A並んで
B家屋から離すように削っていくことが大事です。
PAP_0117.JPG
PAP_0115.JPG
PAP_0114.JPG

みんな意識の高い方がほとんどで、
休憩も取らないでガシガシ頑張っていましたが、
やはり休憩は適時取らないと危険です。

もっとも、子どもたちが家の中から
「がんばって〜!」
なんて笑顔で応援されたら、
大人ってついつい張り切り過ぎてしまうものですが。
PAP_0112.JPG
PAP_0120.JPG

それにしても、皆さん頑張って頂き、
予定時間よりも早く作業が終了しました。

入口のタイルもかなりキレイに。
PAP_0116.JPG

放射線量も
外で0.3台まで下げることができました。

ちなみに、除染作業と言っても、
家屋を高圧洗浄機で洗浄する作業
(付着した放射性物質を高圧の水で飛ばす)と、
地面の砂利や表土を削り取る作業
なのですが、先ほどの数値は、
家の周り1mを約10cm削り、その他は約5cm削った結果です。

最近は放射線量は30cm削らないと下がらない
(地中に浸透している?)という話も聞こえてきますが、
そんなことはありません。
まだまだ10cm削っただけでも半分〜三分の一まで下げることが可能です。

ただ人力での作業の場合、丁寧な作業が大事な訳で、
ただ深く削れば良いという訳ではありません。

やはりチームワークと熱意がやはり伴わないと
線量は下がりません。

除染終了後に
お家の子どもたちから、
感謝のプレゼント(自筆のお手紙付)が
「ありがとう」の言葉とともに
ボランティア一人一人に手渡されました。
120507_1143~01.jpg

一同感激!!

私も思わず泣きそうになりました(涙)

PAP_0110.JPG

一人一人の力を結集して行った除染活動で
私たちボランティアが得られるものとは、
子どもの健康や家族の未来をみんなの力で守ったという
達成感・充実感、そして大きな感動です。

そしてその経験の積み重ねが自信となり、
これからの人生を豊かにしていくのです。

一つの大きな困難を、
一生懸命熱意を込めて
効率よく、丁寧に
他のメンバーと協力し合いながら、
一緒に汗をかくこと。

まさに生きることの基本がそこにはあるのだと思います。

初めまして!の挨拶から知らない者同士がつながり
わずか6時間で、もの凄い連帯感が生まれます。
こんなこと、日常ではなかなかあるようでないことです。

もちろん、家族の笑顔のためにこの除染活動を緊急措置的におこなっているのですが、
自分自身、あるいは人のために何かしたい!という方々に
必要なコミュニティの場所なのかもしれません。

除染活動を通して
家族と保育園
保育園とボランティア
ボランティアと家族
ボランティアとボランティア
がつながり合い、
感動を共有できる。
PAP_0108.JPG

だから、私も週末プライベートな時間を除染活動に費やしても、
少しも苦痛だとか、大変だとか思わないのしょう。

最後に、このような活動にご賛同頂き、参加してくれたボライティアの方々…仲間に改めて感謝申し上げます。
PAP_0107.JPG


   


posted by ヨシユキ先生 at 00:56| 福島 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | メッセージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ヨシユキ副園長、原発事故は不運でしたが、除染活動にも色々な方が、入れ替わり来て下さり、出会いが何倍にも増えて楽しそう。悪い事ばかりではないですね!!
Posted by さっちー^ at 2012年05月16日 11:54
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